
WordPressのバックアップを行う理由と、その手順を説明していくよ。
いざという時のためにもバックアップは必要です。定期的にバックアップしておきましょう。
- データの保護
サーバートラブルやハッキング、不意のデータ削除などが発生した場合でも、バックアップがあればサイトを復元できます。 - サイトの変更リスク軽減
プラグインやテーマのアップデート、新しい機能の導入時に問題が発生しても、バックアップから元の状態に戻せます。 - 移行やクローン作成の簡便化
サイトを別のサーバーやドメインに移行する場合、バックアップデータを利用することで効率的に作業が進められます。
エックスサーバーでのバックアップ手順
エックスサーバーのバックアップ機能を利用する
エックスサーバーには、費用無料の自動バックアップ機能が提供されています。何かの理由でサイトが壊れてしまった場合でもバックアップから復元することができます。サーバーの自動バックアップを活用するのが最も簡単な方法です。
エックスサーバーのサーバーパネルにログイン
サーバーパネルにアクセスし、「アカウントIDまたはメールアドレス」と「アカウントIDパスワード」を入力し「ログイン」します。

サーバーパネルのメニュー「サーバー」をクリックし「自動バックアップの取得・復元」をクリックします。

処理種別:◉自動バックアップの取得から復元
対象バックアップ日:必要な日付を選択(過去14日間分が利用可能)
復元方法:◉対象を指定して復元
それぞれチェックを入れ、対象ドメイン・ディレクトリの「Web領域」にチェックを入れ「実行する」をクリックします。
※復元を実行すると対象のバックアップデータに上書きされるので、注意して復元してください。

注意事項を確認し「注意事項を確認した上で実行する」をクリックします。

「現在、自動バックアップデータから復元を実行しています」処理完了までしばらくお待ちください。とアナウンスがあり、しばらく待ちます。

「自動バックアップの取得・復元」より「履歴」の状況が「実行中」から「正常終了」になっていれば、データの復元が完了です。
バックアップの確認とダウンロード
サーバーパネルのメニュー「サーバー」をクリックし「手動バックアップ作成」より必要なディレクトリのバックアップデータをダウンロードできます。

自動バックアップは定期的に実施されますが、必要に応じて定期的に自分でローカルにデータを保存しておくと安心です。
データベース(MySQL)を取得・復元する
データベース(MySQL)を取得・復元する方法です。
サーバーパネルのメニューより「データベース」をクリックし「MySQLバックアップ取得・復元」をクリックます。

「自動バックアップデータ取得と復元」よりバックアップしたいデータベース名を選択「バックアップ取得・復元」をクリックします。
※復元を実行すると対象のバックアップデータに上書きされるので、注意して復元してください。

処理種別:◉自動バックアップの取得 ◉自動バックアップの復元 いづれかを選択
対象バックアップ日:「対象バックアップ日」を選択(過去14日間分が利用可能)
「実行する」をクリックし処理が完了するまでしばらく待ちます。
「履歴」の状況が「正常終了」になっていれば、バックアップの復元が完了です。

まとめ
エックスサーバーでは自動バックアップ機能が利用できるため、それを活用するのが最も簡単で安全な方法です。また、手動バックアップやプラグインを併用することで、さらに安心感を高められます。定期的なバックアップ取得とローカルへの保存を習慣化しましょう。