Coconutu|手作りココナッツオイルの作り方を解説!

ココナッツオイルは、美容や健康に優れた効果を持つことで知られています。自宅でも新鮮なココナッツからオイルを抽出することが可能です。以下に、手作りココナッツオイルの手順を詳しく解説します。

ココナッツオイルの作り方

ココナッツオイルとは?
ココナッツオイルは、ココヤシの果実であるココナッツから抽出される植物性オイルのことです。南国地域では古くから料理や美容、健康管理に幅広く利用されてきました。
その多機能性と健康効果から、近年では世界中で注目されています。

必要な材料と道具

  • ココナッツ(2~3個)
    新鮮な成熟したココナッツを使用します。

  • 1リットル程。
  • ブレンダーまたはフードプロセッサー
    果肉を細かくするために必要です。
  • こし布(チーズクロス)または細かい目のざる
    ミルクを絞るときに使います。
  • ボウル・鍋
    ココナッツミルクを受け取る&加熱用。
  • 保存容器(ガラス瓶など)
    完成したオイルの保存に便利。

手順解説

以下に手順を画像付きで解説します!

1. ココナッツを割る

まず、ココナッツの殻を割り、白い果肉を取り出します。
(画像↓ココナッツを割る様子)

  • トンカチや大きな包丁を使い、慎重に割りましょう。

2. 果肉を洗浄&細断する

取り出した白い果肉を流水で洗い、清潔にします。その後、小さな塊に切ります。
摩り下ろし器で擦る場合は、ちょうど良いサイズに切ります。

  • ブレンダーや、擦り下ろし器で細かく砕く
    果肉と水(少量)をブレンダーに入れ、滑らかな状態になるまで混ぜます。
    画像は手で摩り下ろしたココナッツです。ふわふわに細かくなりました!

3. ココナッツミルクを絞る

摩り下ろした果肉に水を注ぎ、洗うように手で揉みます。
その後、ミルクのような白い液体が出てくるので、水分を絞りだします。
ボウルにココナッツミルクが溜まります。
残ったミルクはチーズクロスやざるに入れ、濾し残りの果肉もしっかり絞ります。

水分を絞り残ったココナッツの果肉は、また別の料理に使います。
これでココナッツミルクができました。

4. 発酵させる

絞り取ったミルクを清潔な容器に入れ、室温で4時間程放置します。

  • この間にミルクが分離し、上層にクリーム状の層が形成されます。
    発酵後の分離したミルクを少しずつすくって、鍋に移します。

5. 加熱してオイルを抽出

分離した上層部分を鍋に移し、中火でゆっくり加熱します。
しばらくするとココナッツの甘い香りがしてきます。
1、2時間ほど時間をかけて水分が蒸発し、透明なオイルが抽出されます。
(画像:加熱中の鍋)

  • 注意:焦げ付かないよう、時々かき混ぜてください。

6. オイルをろ過&冷却

2時間ほど経つと、アクのようなものが纏まってひき肉のようになります。
煮詰める際に強火で煮詰めてしまうと、焦げて使用済みのオイルみたいな色になってしまうのでよく注意しながら火を止めるのがポイントです。
液体とかすが分離したら火を止め、鍋の中のオイルをこし布やざるでろ過し、清潔な容器に移します。
完全に冷めたら蓋を閉めて保存します。
(画像:ココナッツのかすとオイルを濾す様子)

ココナッツのかすは後ほど炒めるとオイルが滲み出てきて、カリカリになるまで炒めると甘く香ばしい食材が出来上がります。とっても美味しくて絶品です!

オイルを保存容器に移しココナッツオイルの完成です。
出来立てのココナッツオイルは、ふわっとほんのり甘い香りがします。

時間も手間も掛けてできたオイルはほんの僅か。でも、出来上がった手作りのオイルは格別です!手作り時にしかできない、ココナッツの”かす”は何処にも売っていないので、本当に貴重です。
日本ではフレッシュココナッツは手に入れにくので、市販のココナッツミルクを使って作ることもできます。手作りでしか味わえない美味しさを、是非お試しください。

手作りココナッツオイルの保存方法

  • 保存期間
    冷暗所で保存すれば約3ヶ月持ちます。
  • 使い道
    ・料理の油として使用
    ・スキンケアやヘアケアに最適

手作りココナッツオイルの魅力

手作りのココナッツオイルは、フレッシュで香り豊か!市販品と比べて添加物がなく、純度が高いのが特徴です。安心して料理やスキンケア、ヘアケアなど、さまざまな用途で活用できる万能オイルです。ぜひ今回の手順を参考に、オリジナルのココナッツオイルを作ってみてくださいね。