
アメリカの電話番号を、日本にいながら取得して維持したい。海外サービスのSMS認証や米国発の連絡受け取りに、+1の番号が要る場面は意外と多いものです。
東南アジアに住んで10年、eSIMを実機で使い倒してきました。その結論として、Sailyの電話番号オプションは維持費US$0.99/月から持てる有力な選択肢です。
ただし発信のかけ方や料金の見え方には注意点があります。この記事では実機検証(2026年7月取得・継続利用中)で分かった、取得手順・認証の可否・発信ルールまでを解説します。
- Sailyでアメリカの電話番号を取得・維持する手順
- SMS認証はどのサービスで通るのか(Amazon・WhatsApp・PayPalを実機検証)
- 発信の正しいかけ方(+国番号を忘れると誤発信する)
- 維持費US$0.99/月の中身と、解約後の番号の扱い
Sailyってどんなサービス?という方は、評判をまとめたこちらもどうぞ。

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Sailyのアメリカ電話番号とは?eSIMに番号を付けられる新機能

Sailyは、もともとデータ通信用のeSIMサービスです。そこに2026年から「電話番号オプション」が加わりました。eSIMに+1のアメリカ番号を紐づけて、通話とSMSを使えるようにする仕組みです。
今回取得した番号は「669」で始まる、カリフォルニア州サンノゼのエリアコードでした。物理SIMもクレジットカード契約も不要で、アプリだけで発番できます。
常時ネット接続を前提にしたVoIP型の番号なので、Wi-Fiかデータ通信につながっていれば日本からでも使えます。米国渡航前に番号を確保しておく、あるいは日本にいながら米国サービスのSMS認証に使う、といった用途に向いています。
Google Voice・Tossable Digitsとの比較|3社の違い
日本からアメリカの電話番号を持つ方法は、Sailyだけではありません。代表的な3つを表で比べてみます。
| 項目 | Saily | Google Voice | Tossable Digits |
|---|---|---|---|
| 日本からの取得 | ⭕ アプリで完結 | ❌ 米国番号が別途必要 | ⭕ 可能(英語のみ) |
| 本人確認 | パスポート等でKYC | 米国Googleアカウント | クレジットカード |
| 月額(維持) | US$0.99(番号維持費のみ。通話・SMS は別途プラン) | 基本無料(個人向け無料版あり。法人向けは有料、取得に米国番号が必要な場合も) | US$3.49〜(番号維持+通話は従量課金) |
| eSIMデータと統合 | ⭕ 同じアプリで管理 | ❌ 別サービス | ❌ 別サービス |


Google Voiceは番号取得の時点で米国の電話番号を求められることがあり、日本にいる状態からの新規取得はハードルが高めになりがちです。Tossable Digitsは日本からでも取得できますが、番号維持に加えて通話は従量課金のため、番号だけを持つなら月額はSailyのほうが抑えられます。
Sailyの強みは、データ用のeSIMに電話番号をオプション付与できる点です。旅行用のデータプランと番号を同じアプリで管理できるので、渡航が多い人ほど扱いやすくなります。
SMS認証は通る?Amazon・WhatsApp・PayPalで実機検証
アメリカの電話番号がほしい理由で多いのが、海外サービスのSMS認証です。そこで、日本から使う主要3サービスで、Sailyの番号が認証に通るかを実際に試しました。
Amazon.co.jp:SMS認証コードを受信できた

Amazon.co.jpの電話番号変更で、国を「アメリカ」に切り替えてSailyの番号を登録。ワンタイムパスワード(OTP)のSMSが届き、認証を通過できました。

WhatsApp:番号変更の認証に成功
WhatsAppの電話番号変更でも、Sailyの米国番号を入力して認証コードを受信。番号の切り替えを完了できました。


なお、日本のPayPalは日本の携帯番号を前提にしているため、米国番号は登録できませんでした。これは仕様上の想定内です。米国のPayPalアカウントを持っている人なら、認証に使える可能性があります。
Sailyの米国番号で電話をかける方法|+(国番号)から入力する
ここが実機で使って初めて分かった注意点です。Sailyの番号で日本にかけるときは、「+81」を付けて、先頭の0を抜いた番号を入力します。ここを間違えると、意図しない国につながります。
実際に何パターンも試して、かかり方を確かめました。日本の番号を「090-0000-0000」とした場合の結果です。
| 入力した番号 | 結果 |
|---|---|
| 81 090-0000-0000(+なし) | ❌ インドネシアにかかった |
| 81 90-0000-0000(+なし・0抜き) | ❌ インドネシアにかかった |
| +90-0000-0000(+あり・81なし) | ❌ トルコ(+90)にかかった |
| +81 90-0000-0000(+あり・0抜き) | ⭕ 正しく日本にかかる |
ポイントは2つ。頭に「+81」を付けることと、先頭の0を抜くことです。どちらが欠けても日本にはつながりません。
下の2枚が、実際の発信画面です。左が「+81」を付けて先頭0を抜いた正しい日本宛の発信、右が「+」を忘れてインドネシアにかかってしまった例です。入力ひとつで行き先が変わります。


着信は相手に非通知(Unknown)で表示される
Sailyの番号から相手にかけると、相手側には番号が通知されませんでした。今回の画像は相手のスマホが英語表示のため「Unknown」となっていますが、日本語表示の端末なら「非通知」と表示されるはずです。
ここは実用上、地味に重要です。非通知の着信には出ない人が多いため、大事な相手にかけるなら、事前に「非通知からかける」と伝えておくと出てもらいやすくなります。

なお、この番号はVoIP型のため、通話には常時ネット接続が必要です。データ枠のGBは含まれないので、Wi-Fiか別のデータプランで接続を確保してから使います。
日本宛のSMS・通話も到達した(プラン購入後)
今回はインドネシア滞在中に、国別プラン(インドネシア)を購入して試しました。その状態で、海外にいながら日本の番号あてにSMSを送受信でき、通話もつながりました。日本へのSMSは送信・受信の両方が届き、音声通話も接続できています。

先ほど触れたとおり、プランを一度も選んでいない状態と、プランを選んで残量がゼロの状態では挙動が異なる可能性があります。認証や通話に使う予定があるなら、最安プランを先に買っておくのが安全です。
料金は「番号維持費+国別プラン」の二重構造
Sailyの電話番号の料金は、2つに分かれています。ここを理解しておくと、請求額に迷いません。
- 番号維持費:
米国番号を持ち続けるための固定費。US$0.99/月(Web公式の掲示額)。 - 国別の通話・SMSプラン:
実際に電話やSMSを使うための従量プラン。日本向けなら「5分5SMS/30日 US$1.99〜」など、かける国ごとに購入する。
つまり、番号を持っているだけなら月US$0.99。実際に通話やSMSを使うぶんだけ、国別プランを追加で買う形です。
「$0.99のはずが$2.98」になる理由|プランを選ぶと合算される
ここで迷いやすいのが請求額です。番号の維持費はUS$0.99/月なのに、購入画面でUS$2.98と出て戸惑う人もいるかと思います。これは、番号維持費と国別プランが合算されるためです。
Webの購入画面で見ると仕組みがはっきりします。まず「アメリカの電話番号サブスクリプション」がUS$0.99/月。そこに国別プラン(例:インドネシア5分5SMS=US$1.99)を足すと、初回合計がUS$2.98になります。


逆に、番号だけがほしいなら国別プランを付けなければ大丈夫です。プラン選択で「いいえ、結構です(電話番号だけ)」を選ぶと、本日の合計はUS$0.99のままです。次回請求も月US$0.99です。

国別プランは、行き先や連絡先の国に合わせてあとから追加できます。たとえばインドネシア向けなら、5分の通話と5通のSMSがセットになったプランがあります。

国別の通話・SMSプランの詳しい一覧は、こちらの記事でまとめています。

アメリカの電話番号を取得・維持する手順(5ステップ)
ここからは、実際に番号を発番するまでの流れです。Sailyアプリだけで、本人確認を含めて数分で完了しました。アプリ・Webのどちらで買っても料金は同じなので、スマホで完結するアプリの手順で進めます。
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アプリの電話番号の案内から「電話番号を取得」を押します。ここで維持費月額US$0.99が表示されます。番号がまだ要らなければ「いいえ、結構です」で閉じられます。

次に、行き先の通話・SMSプランを選ぶ画面が出ます。通話やSMSを使うなら「目的地を選択」、番号だけでよければ「今はスキップ」を押します。認証だけが目的なら、あとから追加もできます。

チェックアウトで内容を確認します。番号だけなら合計US$0.99、国別プランを付けると合算されます。「クーポンをお持ちですか?」にCOCONUTISLANDを入力して適用すると、初回15%オフになります。


決済後、本人確認に進みます。認証は専門サービスのiDenfyが処理し、書類の発行国で「Japan(日本)」を選べます。パスポート・運転免許証・身分証明書(マイナンバーカード)から選び、書類を撮影して自撮りスキャンをすると、自動で審査されます。筆者はパスポートで実施しました。
実は撮影の途中で、誤ってアプリを強制終了してしまいました。ですが再起動すると認証はバックグラウンドで完了しており、番号はすでに発番されていました。


本人確認が終わると、アプリのホーム画面上部に取得した+1から始まる10桁の米国番号が表示されます。これがSMS認証や通話に使う番号です。
SMSを受信するには、iPhoneの設定でSailyのeSIM回線をオンにしておく必要があります。アプリに「eSIM回線をオンにしてください」と表示されたら、案内に従って有効化してください。

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取得のときに使えるクーポンが「COCONUTISLAND」です。購入画面で入力すると、初回料金が15%オフになります。維持費と国別プランのどちらにも活用できます。

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Sailyのクーポン・割引をまとめて確認したい方は、こちらもどうぞ。

解約はアプリからいつでも|番号は期末まで使える
解約(サブスクリプションのキャンセル)は、アプリからいつでもできます。ここは実機で試して分かった点があるので、正確にお伝えします。
プロフィール→ご利用のプランをタップし「サブスクリプションをキャンセル」を選ぶと、確認ダイアログに「このサブスクリプションを解約しても、2026/09/07までは引き続き利用できます」と表示されました。つまり、キャンセルしても即座に番号が消えるわけではありません。

実際にキャンセル後も、期日(2026/09/07)まで日本へ発信できました。解約後も期末まで有効で、期末を過ぎると番号は失効します。

つながらない・番号が使えないときの対処
発信や着信がうまくいかないときは、ネット接続を疑うのが先決です。この番号はVoIP型なので、接続が切れていると通話できません。

- Wi-Fiかデータ通信につながっているか確認する。
- 機内モードを15秒ほどオンにしてから戻し、回線をつなぎ直す。
- 発信時に「+」と国番号を付けているか、もう一度見直す。
よくある質問(FAQ)
まとめ|Sailyでアメリカの電話番号を維持する

日本にいながらアメリカの電話番号を取得・維持するなら、Sailyはスマホだけで完結する扱いやすい選択肢でした。本人確認はパスポートで数分、割り当ては+1の米国番号です。SMS認証はAmazon.co.jpとWhatsAppで通りました。
発信は頭に「+81」を付けて先頭の0を抜くのが鉄則で、+を忘れると別の国に誤発信するので注意します。維持費はUS$0.99/月で、国別プランを足すと合算される二重構造。解約後も番号は期末まで使え、期末で失効します。まずはクーポンCOCONUTISLANDの15%オフを使い、番号だけ確保しておくのが賢い始め方です。
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Sailyの評判・デメリット・他社比較を総合的に知りたい方は、ハブ記事もあわせてご覧ください。

