
本記事では、WISEデビットカードの作り方や使い方を詳しく解説します。特に、海外での使用に関する実体験を交えながら、手数料やカード受け取り時の注意点について紹介します。WISEデビットカードを利用することで、海外でもお得に買い物や送金ができるので、ぜひ参考にしてください!(2025年2月時点の情報)

WISEデビットカードとは?海外送金にも使える便利なカード
WISEデビットカードは、海外での支払いに強く、手数料も安いお得なカード。日本の銀行のクレジットカードよりも為替手数料が安く、現地通貨での支払いがスムーズにできます。
例えば、海外旅行中にクレジットカードを使うと「海外事務手数料」がかかることが多いですが、WISEならそれがグッと抑えられます。また、複数の通貨を一つのアカウントで管理できるので、海外送金や海外通販をよく使う人にもおすすめです。

特徴
- リアルタイム為替レート:市場の実勢レートで両替できる
- 多通貨管理:50種類以上の通貨を一つのアカウントで保持可能
- セキュリティ機能:アプリで即時ロック・解除が可能
- 手数料が安い:日本の銀行と比べて両替コストが大幅に削減
- 世界中のATMで使える:VisaまたはMastercard加盟店で利用可能
WISEアカウントを持っていれば、カードを発行して世界中で利用可能。特に、海外に住んでいる方やよく海外旅行をする方におすすめです。
WISEデビットカードの作り方|海外でも発行
WISEデビットカードの発行はオンラインで完結し、海外在住者でも申し込めます。
しかし住所確認の書類が必要となるので、日本でカードの発行ができる場合には日本であらかじめしておくことをおすすめします。
WISEアカウントの開設方法
まず最初にアカウント登録に必要な書類を準備しましょう。WISEではセキュリティを重視しているため、本人確認が必要です。
日本国内に在住の居住者の方がWiseで本人確認をする場合、マイナンバーは必須です。しかし日本以外の国に住んでいる日本国籍の非居住者であれば、マイナンバーの提出は不要ですが、海外住所の証明書が必要です。
書類種類 | 日本在住者 | 非居住者 |
---|---|---|
パスポート | 必須 | 必須 |
運転免許証 | 代替可 | 不可 |
マイナンバーカード | 代替可 | 不可 |
海外住所の証明書 | 不要 | 必須 |
マイナンバーカード以外で本人確認を行う場合は、身分証明書に加えてマイナンバーおよび現住所が記載されている、以下のいずれかの書類の提出が追加で必要です。
- マイナンバー通知カード
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 住民票(過去6か月以内に発行されており、12桁のマイナンバーが記載されていること。本籍が記載されていない住民票の発行を依頼するか、アップロードする前に本籍の情報を隠してください)
Wiseデビットカードは18歳以上から発行可能
学生留学などでWiseを利用する場合は、親や保護者がWiseアカウントを作成し、保護者がWiseを使って送金し子どもは学生名義で現地の銀行口座を開設し受け取る方法を検討してみてください。
WISEアカウント登録
Wise公式ページより「アカウントを開設する」をクリックします。

メールアドレスを入力し「続行」をクリックします。
(またはGoogleアカウント、Facebookアカウント、Appleアカウントでログイン)

登録したメールアドレスへ届いたメールを確認します。

Wiseから下記のようなメールが届いているので「メールアドレスを認証してください」をクリックします。

メールアドレスが認証されました「続行」をクリックします。

「個人アカウント」の開設をクリックします。

タブから居住国を選択し、「続行」をクリックします。
(後ほど住所を証明する書類が必要となるので、証明できる国を選択します)

居住国によりWiseの機能が異なります。確認したら「続行」をクリックします。

電話番号を入力し「認証コードを送信する」をクリックします。

入力した電話番号へ「6桁のセキュリティコード」がSMS送信されるので、番号を入力します。

パスワードを設定し「続行」をクリックします。

必要事項を入力し、「続行」をクリックします。

住所または郵便番号を検索します。

入力された住所を確認し「続行」をクリックします。

職業をドロップダウンメニューから選択し「確認して続ける」をクリックします

アカウントが登録されました。「送金する」または「支払いや資金の受取り」をクリックし利用をはじめましょう。

利用開始に伴い、本人確認で身分証明書(マイナンバーカード)やセルフィー登録が必要となります。送金や支払いをする前に、事前に本人確認登録をしておきましょう。
WISEデビットカードの申し込み手順
まずは公式サイトまたはアプリからログインします。

登録した「メールアドレス」と「パスワード」を入力しログインします。

ログインしたら左メニューから「カード」をクリックします。

「デビットカードを注文する」をクリックします。

「実際のカード」を選択し、必要事項を入力しましょう。カード発行には1,200円の手数料が掛かります。

「通常のカードを注文する」をクリックします。

普通郵便(無料)またはDHL Express(有料)のどちらかを選択し「続行」をクリックます。

日本では郵便事故はめったにないかと思いますが、海外での受け取りは有料での配送をお勧めいたします。
WISEデビットカードの手数料とコスト一覧
WISEデビットカードは年会費無料ですが、発行・ATM利用には手数料がかかります。
【カード発行・更新・配送費用】
項目 | 費用 |
---|---|
年会費 | 無料 |
カードの新規発行 | 1,200円(1回限り) |
速達配達(DHL) | 1,298円〜 |
デジタルカード | 無料 |
カードの交換 | 640円(1回限り) |
期限切れカードの交換 | 無料 |
【ATM引き出し手数料】
アカウントあたり毎月2回、合計最大30,000 JPYまで無料で現金を引き出せます。その後は出金ごとに70 JPYの手数料がかかります。出金額が30,000 JPYを超えた場合、1.75%の手数料が発生します。
月額引き出し額 | 2回まで | 3回目以降 |
30,000円まで | 無料 | 1回70円 |
30,000円以上 | 1.75% | 70円+1.75% |
WISEデビットカードが届かない?インドネシアでの受け取り体験談
WISEデビットカードは海外発送に対応していますが、海外では思わぬ配送トラブルも発生することがあります。海外でWiseカードを取得したい方は、「DHL」などの確実な配送方法を検討するのが安心です。

インドネシアでの受け取り体験
Wiseのデビットカードは、国際発送が可能とされていますが、実際に受け取るまでにはいくつかの課題がありました。私の体験を基に、Wiseデビットカードの受け取りについて解説します。
Wiseデビットカードの申し込みと初回受取(2021年)
2021年、Wiseのキャンペーン期間中に、無料でデビットカードを取得しました。
カードの発送先としてインドネシアの住所を指定し、通常便で送付。無事に受け取ることができました。
※2025年現在では、新規カード発行に1,200円の手数料がかかります。
この時、お問い合わせで受取りにインドネシアでの郵送ができるかを質問したら以下の返答がありました。

はい、インドネシアへの国際郵送は可能でございます。
カードの注文時、郵送先国の選択でインドネシアをお選びください。
カード更新時の配送トラブル(2025年)
カードの有効期限が近づいたため、2025年に再発行を依頼。前回と同じくインドネシアの住所へ発送されましたが、次のような問題が発生しました。
- 1回目の配送:届かず再注文する
- 2回目の再送:届かず → 住所を日本に変更
- 3回目の配送先を日本の住所に変更 → 日本では問題なく到着。
日本で受け取ったカードをインドネシアへ書留郵便で発送しましたが、再び紛失し届かず。
最終的にWiseから再度、有料のDHL配送で再送してもらいました。
DHLでの受け取りプロセス
- 2025年1月27日:シンガポールからDHLで発送。
- 2025年1月30日:インドネシアの住所へ到着。
- 事前連絡:DHLからWhatsAppで配達予定の通知が届く。
- 事前準備:DHLの公式サイトで受け取りの署名を登録。
- 本人確認:パスポートなどの身分証明書をDHLのサイトにアップロード。
- 受領確認:配達完了後、DHL側で受け取り証明写真がアップロードされる。
- 無事受け取り完了
インドネシアなど海外でWiseデビットカードを受け取る際、通常の国際郵便では届かない可能性があるため、DHLなど信頼できる配送方法を選ぶことを推奨します。
- 初回は通常郵便で受け取れたが、届かないケースもある。
- 日本経由で発送しても、インドネシアで紛失する可能性がある。
- DHLを利用すれば受け取れたが、費用と本人確認書類の事前準備が必要。


WISEデビットカードの使い方|海外ATM・オンライン決済・アクティベート手順
WISEデビットカードを受け取ったら、まず「アクティベート(有効化)」しましょう。
カードのアクティベート方法
ほとんどの場合、Wiseデビットカードを有効化する必要はありません。ICチップとPINを使用して最初の支払いを行うだけでカードを有効化できます。
- オーストラリア、ブラジル、日本、ニュージーランド、フィリピン、シンガポールで発行されたカードは、カードと一緒に届く6桁のPINで有効化できます。
- アメリカで発行されたカードをお持ちの場合、カードはアメリカ国内でのみ6桁のPINを使って有効化できます。
6桁のPINでカードを有効化する方法
公式サイトまたはアプリからログインします。


登録した「メールアドレス」と「パスワード」を入力しログインします。


ログインしたら左メニューから「カード」をクリックします。


カードが到着したら、Wiseにログインし左メニュー「カード」を開き「実際のカード」をクリックします。


「今すぐカードを有効化する」をクリックしカードを有効化します。


カードに同梱されている紙に記載されている6桁のコードを入力します。
まとめ|WISEデビットカードは海外で使いやすい?
WISEデビットカードは、海外での支払い・送金・ATM引き出しに便利なカードです。
実際に海外旅行や、出張で使う際も、クレジットカードと違い余計な手数料がかからず、現地の通貨でそのまま支払えるため、非常に便利で海外に住んでいる方や、旅行・出張が多い方にはおすすめのカードです!