【2025年版】NordVPNを東南アジアで11ヶ月使った本音レビュー｜フリーWi-Fi対策

NordVPNとは？海外利用に最適な理由

NordVPNは126ヶ国8,400台以上のサーバーを持つVPNサービスです。海外でも日本のサービスにアクセス可能。月額410円〜、10台同時接続、30日間返金保証付きで海外旅行・長期滞在に最適です。

NordVPNの基本情報

NordVPNは、2012年にリトアニアで創業されたVPNサービスです。現在では世界中で1,400万人以上のユーザーが利用しており、VPN業界では最も知名度の高いサービスの一つです。

海外利用に最適な3つの理由

• 日本サーバーが豊富
  
  NordVPNは日本国内に多数のサーバーを持っているため、海外から日本のサービスにアクセスする際の接続が安定しています。東京サーバーと大阪サーバーがあり、混雑時には切り替えが可能です。
• 高速通信プロトコル「NordLynx」
  
  独自開発の「NordLynx」プロトコルを採用しており、従来のOpenVPNやIKEv2と比較して高速かつ安定した通信が可能です。
• 24時間日本語サポート
  
  海外でトラブルが発生した際も、24時間365日日本語でチャットサポートが受けられます。時差を気にせずサポートを受けられる点は、海外在住者にとって大きなメリットです。

NordVPNを11ヶ月使って分かったこと

2025年2月から12月まで11ヶ月間、インドネシアとマレーシアでNordVPNを使用しました。結論として、海外での長期滞在には十分実用的なVPNサービスでした。

使えた場面

フリーWi-Fiでの安全な作業

カフェやホテルのフリーWi-Fiを使う際、常にNordVPNに接続していました。オンラインバンキング、クレジットカード決済も安心して行えました。

使えなかった場面・注意が必要な場面

通信速度について

ウェブ閲覧、メール送受信、Zoom会議、WordPress管理といった業務には問題なく使えました。現地の回線状況によって速度は変動しますが、実用上の支障はありませんでした。

おすすめな人・不向きな人

おすすめな人	不向きな人
海外でフリーWi-Fiを使う機会が多い方	中国への渡航予定がある方
日本のサービスに海外からアクセスしたい方	1週間以内の短期旅行のみの方
長期滞在・頻繁に海外へ行く方
日本の通販サイトを海外から利用したい方

海外でNordVPNを使う5つのメリット

メリット1: Free Wi-Fiを安全に使える

海外旅行や長期滞在では、カフェ・ホテル・空港などのフリーWi-Fiを使う機会が多くなります。しかし、フリーWi-Fiは暗号化されていないことが多く、通信内容が第三者に傍受されるリスクがあります。

NordVPNを使えば、AES-256ビット暗号化によって通信内容が保護されます。これは軍事レベルの暗号化技術で、現在の技術では解読が事実上不可能とされています。

私は2025年2月から2025年12月までの11ヶ月間、東南アジアのカフェで作業する際、常にNordVPNを接続していました。オンラインバンキングやクレジットカード決済も安心して行えました。

メリット2: 地域制限を回避して日本のサービスにアクセス可能

海外から日本のウェブサイトやサービスにアクセスしようとすると、「お住まいの地域ではご利用いただけません」というメッセージが表示されることがあります。これは地域制限（ジオブロック）と呼ばれる仕組みです。

NordVPNの日本サーバーに接続すれば、日本からアクセスしているように見えるため、これらのサービスが利用できます。

設定は非常に簡単で、NordVPNアプリで「Japan – Tokyo / Osaka」サーバーを選択するだけです。

メリット3: 現地の回線規制を回避できる

国によっては、インターネットに規制がかかっている場合があります。

NordVPNを使えば、これらの規制を回避できる可能性があります。ただし、中国では基本的にNordVPNは使えません。

メリット4: 10台同時接続で複数デバイス対応

NordVPNは、1つのアカウントで最大10台のデバイスを同時接続できます。

複数デバイスを持って旅行する場合や、家族と共有する場合も、10台まで同時接続できます。

メリット5: 日本の通販サイトを海外から利用できる

海外から日本の通販サイト（メルカリ、ヤフオク、Yahoo!フリマ等）にアクセスすると、通常は「Buyeeを経由してください」というメッセージが表示されます。

Thanks to our partnership with Buyee, we ship to over 100 countries worldwide! For international purchases, your transaction will be with Buyee.

Buyeeは海外発送サービスで便利ですが、手数料がかかります。

VPNで日本サーバーに接続すれば、日本国内にいる時と同じように購入できます。その後、海外発送代行会社（転送コム、Planet Express等）にまとめて送ってもらう方が、Buyeeより安く済む場合があります。

注意点： 各サービスの利用規約を必ず確認し、規約違反にならないよう注意してください。楽天市場は海外からもVPN無しでアクセスできますが、一部の商品は購入時にBuyee経由になります。

海外でNordVPN使用時の3つの注意点

注意点1: 中国・UAEなど規制国では使えない

NordVPNは世界126ヶ国で使用できますが、中国では基本的に使えません。中国政府は「Great Firewall（金盾）」という強力なインターネット規制システムを運用しており、多くのVPNサービスがブロックされています。

中国への渡航予定がある場合：

中国に渡航予定がある場合は、以下のいずれかの対応をおすすめします。

1. 渡航前に設定： 中国入国前にNordVPNをインストールし、設定を完了させる（それでも使える保証はない）
2. 中国対応VPN： 「ExpressVPN」や「Astrill」など、中国対応を謳うVPNサービスを検討
3. 香港SIM： 香港のSIMカードを使用（中国本土でも香港のネットワークに接続可能）

注意点2: 通信速度は現地の回線状況に大きく左右される

VPNを使用すると、通信速度が低下するのは避けられません。特にカフェのフリーWi-Fiなど、元々の回線速度が遅い環境では、VPN接続によってさらに遅くなることがあります。

私の11ヶ月間の使用では、ウェブ閲覧、メール、Zoom会議、WordPress管理といった業務には問題なく使えました。ただし、現地の回線状況によって速度は大きく変動します。

速度が遅い場合の対処法

1. 近くのサーバーに接続：
インドネシアにいる場合は、ジャカルタサーバーやシンガポールサーバーに接続すると速度が向上する場合があります。日本サーバーよりも物理的に近いため、遅延が少なくなります。

3. サーバーを手動で選択：
自動接続ではなく、手動で空いているサーバーを選択します。サーバーリストには「負荷率」が表示されているため、負荷の低いサーバーを選ぶと速度が向上します。

注意点3: WordPress管理画面にアクセスできない場合がある

WordPressの管理画面にアクセスする際、VPN接続によってブロックされることがあります。これは、WordPressのセキュリティプラグイン（例：Wordfence、iThemes Security）が、異なるIPアドレスからのログインを不審なアクセスと判断するためです。

海外でWordPressサイトを管理する場合は、事前にこの設定を確認しておくことをおすすめします。

海外旅行者向けNordVPN設定ガイド【空港・ホテル・カフェ】

海外でNordVPNを快適に使うための設定方法を解説します。

出発前の準備（日本で契約すべき理由）

海外到着後、空港やホテルのフリーWi-Fiに接続する前にVPNが必要です。そのため、日本出発前に契約・設定を完了させておくことを強く推奨します。

出発前に準備すべき理由：

理由	説明
空港Wi-Fi接続時にすぐ使える	海外のフリーWi-Fi環境での契約は手間がかかる
契約手続きが日本語で楽	契約手続きが日本語で行える
アプリの事前インストール	海外のApp Storeではダウンロードできない場合がある
支払い確認がスムーズ	海外からの決済は承認されない場合がある
トラブル対応が容易	万が一の問題も日本のネット環境で解決できる

重要: 出発前に1度テスト接続して、正常に動作することを確認してください。

空港Wi-Fiでの接続方法

空港に到着したら、すぐにNordVPNに接続することをおすすめします。空港のフリーWi-Fiは多くの人が使用するため、セキュリティリスクが高いからです。

ホテル・カフェでの最適設定

ホテルやカフェのWi-Fiを使う際、毎回手動で接続するのは面倒です。NordVPNには「自動接続」機能があるため、設定しておくことをおすすめします。

自動接続の設定方法：

iOS / Android の場合：

1. NordVPNアプリを開く
2. 「設定」→「VPN接続」
3. 「Auto-connect」をONにする
4. 「Wi-Fi接続時に自動接続」を選択

Windows / Mac の場合：

1. NordVPNアプリを開く
2. 「Settings」→「Auto-connect」
3. 「Choose a VPN protocol and server automatically」を選択

これで、Wi-Fiに接続すると自動的にNordVPNに接続されます。

Kill Switch（キルスイッチ）の設定：

Kill Switchは、VPN接続が切れた際に自動的にインターネット接続を遮断する機能です。これにより、VPN未接続の状態でデータが漏洩するのを防ぎます。

1. NordVPNアプリを開く
2. 「設定」→「Kill Switch」
3. トグルをONにする

ただし、Kill SwitchをONにすると、VPN接続が切れた際にインターネット自体が使えなくなります。重要な作業中（オンライン会議等）は、OFFにしておくことをおすすめします。

よくあるトラブルと解決法

トラブル	原因	解決法
接続が頻繁に切れる	Wi-Fiの電波が弱い、サーバーが混雑	Wi-Fiルーターに近づく、サーバーを変更、プロトコルを変更
特定のサイトにアクセスできない	サイトがVPN接続をブロック	サーバーを変更、一時的にVPN接続をOFF
速度が極端に遅い	サーバーが混雑、現地の回線速度が遅い	物理的に近いサーバーに接続、プロトコルを変更、時間帯を変える

NordVPN料金プラン比較【2025年12月最新】

NordVPNには3つの料金プランがあります。どのプランが最適かを解説します。

料金プラン一覧

NordVPNには、契約期間とプランタイプの2軸で選択肢があります。

契約期間による料金の違い

契約期間	月額料金	総額（一括払い）	割引率
2年プラン	410円/月	11,070円（2年分）	最大74%オフ
1年プラン	630円/月	9,450円（1年分）	最大60%オフ
1ヶ月プラン	1,770円/月	1,770円（1ヶ月分）	割引なし

※2025年12月のキャンペーン価格（ベーシックプラン）

プランタイプによる機能の違い

機能	スタンダード	プラス	コンプリート
月額料金（2年プラン）	410円	530円	670円
VPN機能	⭕	⭕	⭕
脅威対策Pro	⭕	⭕	⭕
10台同時接続	⭕	⭕	⭕
24時間サポート	⭕	⭕	⭕
クラウドストレージ1TB	❌	⭕	⭕
パスワード管理（NordPass）	❌	❌	⭕
情報漏洩スキャナー	❌	❌	⭕

どのプランを選ぶべき？

一般利用：スタンダードプランで十分

VPN機能と脅威対策Proがあれば、海外での利用には十分です。クラウドストレージやパスワード管理は、既に他のサービスを使っている方が多いでしょう。

長期利用なら2年プランが最安

2年プランは月額410円と、1ヶ月プランの約1/4です。5ヶ月以上使うなら元が取れます。30日間返金保証があるため、まずは試してみることをおすすめします。

他VPNとの比較【NordVPN vs ExpressVPN vs Surfshark】

NordVPN以外のVPNサービスと、海外利用の観点から比較します。

主要VPN 5社の比較表

項目	NordVPN	ExpressVPN	Surfshark	MillenVPN	CyberGhost
月額料金（最安）	410円/月	1,173円/月	288円/月	360円/月	320円/月
契約期間	2年	2年	2年	2年	2年
サーバー数	8,400台以上	3,000台以上	3,200台以上	2,000台以上	11,724台
対応国数	126ヶ国	105ヶ国	100ヶ国	100ヶ国	100ヶ国
同時接続台数	10台	8台	無制限	無制限	7台
日本語サポート	⭕	⭕	⭕	⭕	⭕
返金保証	30日	30日	30日	30日	45日
中国対応	❌	⭕（一部）	❌	❌	❌

私の結論

11ヶ月間NordVPNを使用した結果、海外での長期利用にはNordVPNが最適だと感じました。料金・機能のバランスが良く、日本語サポートも充実しているため、初めてVPNを使う方でも安心です。

ただし、中国への渡航予定がある場合はExpressVPN、とにかく安く済ませたい場合はSurfsharkも検討する価値があります。

よくある質問（FAQ）【海外でのVPN利用】

海外でNordVPNを使う際によくある質問にお答えします。

海外から日本のサイトにアクセスできますか？

はい、NordVPNの日本サーバーに接続すれば、海外から日本のサイトやサービスにアクセスできます。設定方法は、NordVPNアプリを開き、サーバーリストから「Japan」を選択するだけ。接続後、日本からアクセスしているように見えるため、地域制限を回避できます。

VPNは海外では違法ですか？

日本でも海外でも、VPNの利用自体は合法です。ただし、中国・ロシア・北朝鮮・UAEなど一部の国ではVPN利用が規制されています。これらの国では政府認可のVPNのみ利用可能で、無許可のVPNは違法となる場合があります。渡航先の法律を事前に確認することをおすすめします。また、VPNを使った違法行為（著作権侵害コンテンツの視聴・ダウンロード等）は当然違法です。日本国内でも海外でも、適法な目的でVPNを利用する限り問題ありません。

海外旅行にVPNは必要ですか？

海外旅行では、カフェ・ホテル・空港などのフリーWi-Fiを使う機会が多いため、VPNの利用を強くおすすめします。フリーWi-Fiは暗号化されていないことが多く、個人情報やクレジットカード情報が盗まれるリスクがあります。VPNを使えば通信が暗号化され、安全にインターネットを利用できます。また、日本のサービスにアクセスできる点も便利です。

NordVPNは中国で使えますか？

NordVPNは中国のGreat Firewall（金盾）による規制により、基本的に使えません。中国政府は無許可のVPNをブロックしており、NordVPNもその対象です。中国では政府認可のVPNのみ利用可能です。ただし、渡航前に設定しておけば使える場合もありますが、確実ではありません。中国への渡航予定がある場合は、中国対応を謳うVPNサービスを検討してください。

VPN接続時の速度はどのくらい低下しますか？

VPN接続による速度低下は、環境によって大きく異なります。私の測定では、VPN接続によって約20-30%の速度低下がありました。ただし、VPN未接続時でも現地の回線状況によって速度が大きく変動するため、VPN自体の影響だけとは言えません。実測では3-10 Mbps程度の速度が出ており、ウェブ閲覧、メール、Zoom会議、WordPress管理等の業務には支障ありませんでした。動画視聴は時々バッファリングが発生しましたが、実用上は問題ないレベルです。速度は時間帯やサーバーの混雑状況によって変動するため、複数のサーバーを試すことをおすすめします。

まとめ：NordVPNは海外利用に最適か？11ヶ月使用した結論

本記事では、NordVPNを海外で11ヶ月使用した結果を徹底レビューしました。

ポイントは以下の通りです。

• インドネシアとマレーシアで11ヶ月間快適に利用（2025年2月〜2025年12月）
• 実測速度は3-10 Mbps程度で変動するが、業務には支障なし
• フリーWi-Fiのセキュリティ対策として非常に有効
• 日本のサービスへのアクセスも問題なし
• 料金は月額410円〜と手頃、2年プランが最もお得
• 10台同時接続、24時間日本語サポート
• 中国では使えない点に注意

海外でVPNを使うなら、NordVPNは有力な選択肢です。料金・機能のバランスが良く、初心者でも安心して使えます。特に、フリーWi-Fiを頻繁に使う方や、日本のサービスにアクセスしたい方には強くおすすめします。

30日間返金保証があるので、まずは試してみてください。実際に使ってみて、自分の環境で快適に使えるか確認することが大切です。

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